鉄道ってなに?


鉄道ってなんでしょうか。

ある文献によると、

「軌道上を動力装置によって車両を走行させ、旅客や貨物を多量に輸送するシステム」

と書いてあります。

「軌道」とは、いわゆるレールのことです。

では、鉄道の仲間にはどんなものがあるでしょうか?

まず、一般的な鉄の車輪と鉄のレールを使った「鉄道」

通勤電車や貨物列車、ディーゼルカー、路面電車、新幹線なんかは本家本元「鉄道」です。

その亜種として、

コンクリートの路盤をまたいでゴムタイヤで走る「モノレール」

同じくコンクリート路盤の上をゴムタイヤをはいた車両が走る「新交通システム」

バスだけど、架線から電気を取り入れて走る「トロリーバス」

急な坂の線路をワイヤーに引かれて走る「ケーブルカー」

空中に渡されたワイヤーをつかんで空を行き来する「ロープウェー」

一見普通のバスなのに、壁にあるレールにつかまって走行する「ガイドウェイバス」

そして、磁石の力で浮上して高速で走る「リニアモーターカー」

これらは、すべて「鉄道」の仲間です。

これらすべてに共通するものはなんでしょうか?

それは、「決められた場所しか走れない」ということです。

道路交通法では、自動車は「レールや架線によらないで運転する車」であると規定されています。

つまり、「レールや架線によって運転される車」はすべて鉄道の仲間です。

ガイドウェイバスは、なんと鉄道なんです。

決められた進路しか取れない、自由に針路を取れないということは、

鉄道の宿命でありつつ、かつ長所でもあります。

「決められた進路しか取れない」ために、大量輸送や定時輸送が確保できるのです。

「決められた進路しか走れない」鉄道は、とても奥が深いのりものです。