フレミング左手の法則


中学校か高校で習ったこともあると思いますが、

モーターの回る原理となっているのが、

フレミング左手の法則です。

みなさん、覚えてますか?

知っている方も忘れてしまった方も、

モーターの回る仕組みにはいる前に、

今一度この左手の法則を復習しておきましょう。

ちょっと左手を出してください。

下の画像の通りに左手の指を向けてください。



親指が力の向き、人差し指が磁束の向き、中指が電流の向きです。

これがフレミング左手の法則と呼ばれるものです。

親指、人差し指、中指を、

それぞれこの画像の様に90度ずつずらして広げます。

画像の注釈が、それぞれの向きを表します。

これをしっかりと頭にいれておいてくださいね。

さて、モーターを回す前に、

試しにこの法則を使ってみましょう。

磁石2本と導線、乾電池を用意して、

こんな感じに配置します。



さて、これでフレミング左手の法則を導入します。

中指の電気は+から−へ流れるので、

手前から奥、モニタへ向けます。

人差し指磁束は、NからSへ向かっているので、

左から右へ向けます。

すると、親指は下を向きます。

つまり、電線は下へ向かって動きます。



材料がある方は試しにやってみてください。

では、電気のプラスとマイナスを逆にするとどうなるでしょうか?

電線は、上へ向かって飛んでいきます。

磁石のNとSを逆にしても同じ事になります。

理由は、フレミング左手の法則を使って考えてみてくださいね。

次は、いよいよモーターを回してみましょう。