2004年新春 関西乗りつぶし後編
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1月12日
あー、よく寝た…。8月と同じ千日前のホテルに宿泊し、昨晩は前日の疲れもあってすぐに眠ってしまった。寝台で入り、京都方面乗りつぶして、ライブ行ってだもんな…。んー、今何時だ?7時半か。よし、出動。ってことで、軽くシャワーを浴びて目を覚まし、1階に下りて朝食をとってから出発。
なんばウォークに降りて、そのまま近鉄日本橋駅へ。上本町まで歩くと遠いからさ。まぁ、昼にはまたここに戻ってくるんですが。今回もほぼ1週行程だし。まぁ、日本橋の電器屋街が本格稼動し始めるのが11時過ぎ。それまでの時間がもったいないからなんだけど、前夜のライブ会場が難波だから、おのずと宿泊場所もその周辺になるんだよな…。そうすると、自動的に1周行程になってしまうと…。
とりあえず来た電車に乗車。次の上本町で下車する。難波線って、奈良方面電車が中心で、大阪方面は上本町から出てるんだよな。上本町の地下ホームから、エスカレーターで高架ホームへと上がる。
民鉄らしい、櫛形ホームの壮観な風景。改札は言ってすぐ目の前にあるCRTの行先案内が、割と見やすく大きな字で書いてあってわかりやすい。ただし、地下ホームの2号線のみ、CRT入ってなくて「難波」の文字だけ。ここも、阪神が延伸してくれば入るんだろうな。停車駅案内も、横長にでかくバーンと書いてあるのでわかりやすい。
んー。…貧弱な車止めだなぁ…。普通は、ダンパーの付いた割と頑丈なものを設置するんだけどなぁ…。まぁ、それだけ進入時にATSの設備使って速度照査をしてるんでしょうけど。暴走事故がおきませんよーに、と。
上本町駅は特急の出発駅にもなってて、今日も名古屋行き特急と、伊勢行き特急が止まってた。これも、また乗らにゃいけんの。
8時40分発の大阪線区間快速急行に乗車。車両は、なんと5800系L/Cカーだ。これ、個人的に乗りたい車両だったんだよな。4ドアで座席が3モードに方向転換できて、ロングシートにもクロスシートにもなるという、画期的な車両。車外から自動転換するのを見たけど、やっぱり交互に転換されていくんだな。
自動転換とか、なんか故障が起きたら検修めんどくさそうですが…。(検修屋のせいか、なんかこういうところに考えが行く…)
さて、列車は上本町を発車。8月に乗った奈良線と併走して、布施で2層高架になって分岐。どういう構造になってるか、やっとわかった。この付近は、かなりレベルの高い高架区間でもあるので、街並みを見下ろす感じで走る。線路もやっぱり本線級だからしっかりしてるし、線形もいい。八尾のあたりは高架区間も長いからスピードは出せるものの、やっぱし先行列車に頭を抑えられた。
大阪教育大前を通過して割と長いトンネルを通れば、そこは奈良県。あっという間に農村風景になって、山も近くなる。んで、橿原線との短絡線が見えてくると、まもなく大和八木。でも、ここでも頭を抑えられてノロノロ運転。ついには止まった。運転時刻表を見てないから、遅れが出たか、それとも平常運転なのかはわからん。
大和八木到着。大阪線と橿原線の直角交差地点。かつ、乗換駅。京都−伊勢特急は、この大和八木の短絡線を使って結んでるんだよな。ちなみに、知ってる人も多いと思いますが、短絡線はふたつあって、ひとつが大阪〜橿原神宮前方面を結ぶ、いわば業務用みたいな短絡線。もひとつが、名古屋〜京都方面を結ぶ、いわゆる京都−伊勢特急ルート。駅からも、わりかし見えたりします。
んで、橿原神宮前行きの普通に乗り換え。しばらく接続列車を待って、発車。
橿原神宮前到着。吉野方面との乗り換え駅でもあり、通路を行きかう人でけっこう賑やか。軌間が違うから、直通運転できないのがな。そういえば、大昔のRJで、客を乗っけてジャッキアップ線に入れて、台車変えて直通運転させたらみたいなこと書いてあった覚えがあるが、んな危ないことできるかっつの。
その名前にふさわしい、橿原神宮前駅の駅舎。そして、橿原神宮前って言うと、やっぱし狭軌−標準軌の軌間変更設備だろ。今日も、ジャキアップ線に止まっておりました。駅構内も、標準軌と狭軌がそれぞれ分かれてて、割と複雑な線路配置になってる。
さて、モタモタしていたら列車の発車時間になったので、9時35分発の京都行き急行にすばやく乗車。席も大方埋まってたので、運転台後ろに立つ。客を多少入れ替えつつ、乗車率は立つ人がそこそこいるくらい。田園地帯から住宅街を抜けてまた田園地帯。そして京都の街並みが近づいて行くという感じ。約1時間半だけど、割と変化に富んでて楽しかったかな。
10時50分京都着。これで、橿原線と京都線の乗りつぶしが出来ました。しかし、近鉄系はまだまだ残ってるんだよなー…。
さて、ここからJRの新快速→御堂筋線を乗り継いで難波まで戻ります。日本橋日本橋♪
さて、日本橋でんでんタウンをぶらついて、15時前くらいにそろそろ行くかぁと言うことで、日本橋を離れることにする。また来るよでんでんタウン。
まずは、堺筋線恵美須町駅へ。こんな、電気街に埋もれた場所に入り口があったりします。東側の入り口はわかりやすいんだけど、西側は完全に埋もれててわからん。っていうか、後藤も見落としてしまったよ。
「あれ? 恵美須町の入り口、どこだったっけ…?」???(゚д゚ )ゝ三 ノ( ゚д゚)???
てことで、来た電車に乗車。天下茶屋駅へ。
地下区間なのでなんとも言えず。天下茶屋駅へ到着。堺筋線の改札の目の前に、南海線の改札口があるので、乗り換えに割と便利。しかし駅周辺、放置自転車だらけだなぁ…。
とりあえず、高槻市行きの列車に乗車。淡路で双方の普通と対面乗り換えできるみたいなので、まぁとりあえず。大阪の地下を進行して、延々と進む。車窓も何も、なぁ…。天神橋筋六丁目で乗務員が交代し、地上に上がって淀川を渡る。
てことで、淡路到着。ここで北千里行きの普通列車と対面乗り換えできるんだけど、さーっと発車してしまったので、次の列車待つことにする。しかし、この淡路も京都線と千里線の平面交差だから、ダイヤ構成上のネックポイントの一つになってる。駅構内の線路配置も割と複雑だし。見た感じ、昔は京都線と千里線をホームごとに使い分けてたような配置だけど、どうなんだろ? 将来的には、高架化される模様。
堺筋線直通の北千里行きが到着。千里線へ。車内は、どうも成人式帰りらしい人もいたりする。千里っていう、戦後開発された住宅地。住宅街の、比較的しっかりとした路盤で千里の丘を上がっていく。それでも、戦後すぐあたりまでは、雑木林とかばっかりだったらしいけど。
北千里到着。ホーム2面2線なのは正解だったけど、引上げ線も2線あるのね。1編成、休憩をしておりました。ラッシュ時対応の引き上げ線なんかな? なんか、もっと先まで延伸するような感じにも見えたんだけど、どうなんだろ。さて、帰りの金に若干余裕がなくなったので、銀行で金を下ろしたりして、再びホームへ。一駅戻って、山田でモノレールに乗り換え。
阪急山田駅から少し歩いて、大阪モノレール山田駅へ。そろそろ日も暮れてきた…。この大阪モノレール、今のところ世界最長の路線距離を誇って、門真市から大阪空港まで、大阪市内を中心に放射状に延びてる鉄道路線の外郭の各駅を横に結んでる。
この付近は中国自動車道と並行して走ってるんだけど、実はここら辺、割とよく通ってて覚えてるんだよな…。千葉在住のとき、車で鳥取の田舎に帰ったり戻ったりするのに必ずここ通るから、昼間に走ることも多かったわけだ。本線の桁の上に、車止めらしきものが設置されてたり(たぶん千里中央)、工事中で駅にシートかかってたり(小路か柴原?)、高架桁が中途半端な場所だったりしてた(千里中央〜蛍池手前あたり)のが、次通ったときには完成してたりと。
さて、大阪空港行きの列車が来たので乗車。次の千里中央まで行く。積雪対策なのか、連結器のところに排障器がついてる。見た感じ、工業系のブラシを使ってるみたいだけど。広島のアストラムラインでは、札幌市電で使われてる「ササラ」を使っているそうな。
高速道路上を走って、隣の千里中央で下車。
昔は終着駅だった千里中央なので、引上げ線も設置されてる。この桁が、あやしくうねうねと動くわけですな。どうでもいけど、跨座式モノレールはポイント分岐部分がどうしても金がかかる設備になる嫌いがあるんだよな…。懸垂式もそう変わらんと思うが。新交通システムもか…。
駅を出て、割と賑やかな駅前を歩いて北大阪急行の千里中央駅へ。
なんかようわからん状態で歩いていったら、勝手に着いた。一本落として、ホームをうろうろと徘徊。昔の千里中央はどこら辺だったんかなーとか、どこから旧線は分岐してるんかなーと、ホームの地図を見ながら考える。わかりゃしねえ。なんか、桃山台駅を出て、千里中央のトンネルの中で昔の路盤が見えるとか言う話だが…。でも、高速道路になってるから、地上で見えるところはもう残ってねーだろうなー。
帰ってきてから、こんなところを見つけたんだけど、こんな急激な開発をしたのか…。
北大阪急行から御堂筋線に入って、新大阪到着。これで、今回の行程も全て終了しました。さ、あとは帰るだけだね…。
ひかり377号レールスターで博多へと帰還。お疲れ様でした…。