筑肥線と唐津線乗りつぶしの旅 |
てことで、今年も夏がやってまいりました。
いまだに梅雨明けしておりませんが。(※後藤注:7月26日ようやく梅雨明け)
要するに、青春18きっぷの季節です。
「オマエの青春はまだ続いているのか?」
え…。えーと。確かに「きみの〜青春は〜輝〜いて〜いるか〜♪(超人機メタルダー主題歌)」などと歌っている場合ではないと思うんだが、まぁ、それは、それで。輝いているかどうかは微妙だが。びよーん。
「いいからレポートしろ」
はい、すいません。
7月21日海の日
前日は車両所公開で出勤。翌日はその代休で休みなので、この日に決定。今回も行き当たりばっ旅に決まっているので、10時24分笹原発の電車でいったん博多まで出て、とりあえず青春18きっぷを入手。さて、地下鉄に降りましょうかねと言うところで、筑紫口閉鎖中。あぁ、…こないだの水没でまだこっちはダメなのね。てことで、中央口から地下へ降りて地下鉄ホームへ。っていうか、床がホコリっぽいなぁ…(※後藤注:後日筑紫口付近を歩いたら、自販機故障中とか靴下水濡れで大安売りとかけっこうあった)。で、改札口から入場。
バケツ、バケツ、バケツ…。ぽたん♪ぽたん♪ぽたん♪
なんか、スラロームでもやりたくなるような光景ですね。(w
ちなみに地下ホームも汚れておりますた。電車は平常どおり運転中。てことで、とりあえず姪浜まで移動。
後藤は1000よりも2000のほうが好きなんですが。まぁ、それはともかくとして、とりあえず一旦出札して、ここから18きっぷを発動。姪浜も、意外と都会的だな。都会的というか、どちらかと言えば新しく作られた街であるせいもあるけど。ちなみに、このロータリーのあたりが旧筑肥線の姪浜駅(仮駅)だったんじゃないっけ? なお、もと博多方は一部に建物が建ってるほか、まだ空き地の部分もあり。途中から完全に道路として再生されてるところも多いけど。ちなみに、中央区美野島の国道385号線には、筑肥線をオーバークロスしてた陸橋も残っております。
さて、改めてホームに上がって、11時11分発唐津行き635Cに乗車。103系の3+3の編成で、筑前前原で分割。姪浜を発車したら、もう完全に郊外鉄道の雰囲気。イナカっぽさもチラホラと。まぁ、相互直通というあたりは、他の都市の形態と通ずる部分はあると思う。今宿でけっこう人が降りる。ここから先はちょっとだけ高架化区間。筑前前原で前3両のみのワンマン運転に。海にでも行くのか、クーラーボックスを持った学生のグループとかも乗って、車内は完全にのんびりムード。福吉〜鹿家間では海沿いを走って、海水浴をしてる人なんかも見える。あー、降りて見に行きてー。(w
虹ノ松原あたりは、その名のとおり虹ノ松原。駅は完全に非電化時代のまんま。けど、すぐ先で高架に上がって東唐津駅へ到着。昔は北へ向きを変えて、川の前に駅があったらしい。そのままスイッチバックして南へ向きを変えて、山本へ行ってたそうな。なんでも、筑肥線を作ったもともとの北九州鉄道が、唐津へ向かうのに松浦川の広大な河口を渡る橋を金がなくて建設できず、東唐津で渡船を使って唐津に接続してたらしい。なお、今の松浦川の橋梁はもともと呼子線(唐津から呼子へ向かう予定だった路線、未成)が使う予定だったらしい。
そんなわけで、松浦川の長大な橋梁を渡って和多田駅へ。このあたりから、西側から高架になった唐津線が寄り添ってきて、すぐ先で同一高架上へ合流。高架上、筑肥線と唐津線の単線並列で唐津駅へ到着。
ここで、一旦筑肥線は切れてます。で、もともと筑肥線ってのは博多〜伊万里間の路線で、博多〜姪浜〜虹ノ松原〜東唐津〜山本〜伊万里を通ってました。博多を出て今の中央区平尾、城南区鳥飼付近を経由して姪浜に至る路線は、地下鉄の開業により廃止。姪浜から虹ノ松原までは電化されて現在も存在。虹ノ松原から東唐津間は新線移設という形、東唐津から唐津までが新線。んで、虹ノ松原〜(旧)東唐津〜山本が廃止になって、山本〜伊万里間は同一の筑肥線でありながら、ほぼ別線で存在しているという、ワケのわからん事態になっています。簡単に言えば廃線・旧線・新線・現存入り混じるブツ切り状態。ちなみに、ちょっと違うけど四国の内子線もよくわからんことになっていますね。
とりあえず、西唐津へ向かうために列車を待ち。
12時15分発西唐津行き唐津線5831Dに乗車。キハ47。4分ほどで西唐津に到着。ちなみにここ、唐津運輸センターがあって、さっき乗った635Cもここへ回送されてまつ。回送するんなら乗せてってほしいんだけどなぁ…。構内配置の関係上無理かもしれんけど…。たぶんそのまま電留線(洗浄線かも)に入るので。
奥のほうに103系やらキハ125やら留まっておりますが。車両所に勤めとる割に、他社の車両所見るのは好きだったり。
あ、今日は海の日だったね。てことで西唐津駅。なーんにもない。とりあえず、朝から何も食ってないので、食料調達も兼ねてコンビニへ。あ、とりあえず唐津線の時間を調べておいてから、唐津運輸センターの周りもちょっと見てみる。お、一番端に転車台発見。上路式の中型。まだ使えそうだね、これ。
んで、コンビニで軽く調達して、駅でモサモサ食ってから、列車が入ってきたので入場。
キハ125の2両編成。12時49分唐津線佐賀行き5834D。一旦唐津まで戻って、さっき通った線路を今度は唐津線側へ。和多田を左に見ながらとっとと走る。鬼塚を通過してしばらく進むと左側から築堤が。これが筑肥線の旧東唐津から来た、廃止された部分。そのまま山本駅へ合流。ここで、筑肥線が分かれる。次の本牟田部には唐津線のホームはあるけど、筑肥線はなし。筑肥線もしばらく併走したあと、ちょっと膨らんで西へとオーバークロス。
厳木でレンガ造りの給水塔らしきものを発見。非電化線区にはよく残ってる設備ですね。多久駅は沿線でもけっこう発展してるとこらしく、高校生とかも乗ってくる。車内も昼下がりののんびりムード。久保田駅の手前で左にカーブして長崎本線へと合流。これで、唐津線は完乗。さて、ここで降りて逆行して山本まで戻るか、それとも佐賀まで出て有田へ向かうかどうか迷うけど、とりあえず後者を選ぶ。
佐賀〜♪ いや、まぁ、佐賀もなかなかバカには出来ないけどさ…。サガン鳥栖というその安直なネーミングといい。あと、萌えキャラを公式サイトに採用している某自治体とか。ちなみに、会社に佐賀県をバカにされたら岡山県をバカにする鳥栖人の先輩がいます。こういうのを五十歩百歩といいます。鳥取県人の後藤の言えた話じゃありませんが。
さて、有田へ向かうために14時27分早岐行き2937M、817系に乗車。
車内でちょっと寝てた。しかし、ものすごいつくりの車両だよなぁ…。
んで、今度は伊万里へ向かうため、松浦鉄道に乗り換え。中間改札でもあると思ったけど、なかった。跨線橋を渡ってそのまま。
有田15時34分発伊万里行き、629D。MR−100は、けっこう流行した軽快気動車って言われるタイプ。JR西日本のキハ120と同じようなもん。新潟鐵工所のヒット作ではあると思うが、…潰れちまったもんなぁ…。新潟鐵工所。えーと、いまは新潟トランシスだったっけ?
伊万里駅に到着。なんか、小学生の一団が…。一緒に付いて行きたいけど、んなワケにも行かず。(w あれ? 伊万里駅って、JRと同一じゃなかったっけ? と思いながら外に出てみる。
あら、建て替えたのね? 線路ぶち切って。てことで、左側がJR筑肥線の伊万里駅、右側が松浦鉄道伊万里駅。しかし、案内では2階に上がって隣の駅まで行けってなってたけど、平面乗換えじゃなくて、デッキを使って乗り換えろっつーのは、どうかなぁ…。
JRのほうは、1面1線の単純な配置。これに乗れば、今回の工程は終了。てことで、唐津行き16時28分発2532Dに乗車。高校生が中心の完全なローカルムード。肥前久保を出てしばらく進むと、数時間前に通った唐津線へ出る。唐津線をオーバークロスして、寄り添う。本牟田部はさっきのように高速でガーッと通過。
山本到着。これで、筑肥線と唐津線の乗りつぶしが完了。そのまま乗車して、唐津駅へと戻る。さ、筑肥線で戻るか…。てとこで、唐津駅にてすげぇVOWネタ発見。これは、VOWコーナーへどうじょ。
303系だった。発車時間までしばらく時間があったので、運転士がいなくなった隙に運転室を撮影。ううむ。基本形。103系をどうにかして、地下鉄直通は303系だけにしたほうがいいんだろうけど、なかなかそうもいかないんだよなぁ。そういえば、筑肥線はJR九州唯一の直流電化でしたな。あ、関門トンネルもあるけど。
北九州鉄道を阻ん松浦川を渡る。これにて、帰路へと着きました。天神で降りて、メシ食って遊んで帰ったけど…。