東京〜大分
EF66、EF81、EF76+14系15型客車
1往復
東京、横浜、熱海、沼津、富士、静岡、浜松、豊橋、名古屋、岐阜、京都、大阪、広島、岩国、柳井、下松、徳山、防府、新山口、宇部、下関、門司、小倉、行橋、中津、宇佐、別府、大分
列車愛称としての「富士」は、1912年に新橋(1914年に東京発着)〜下関に登場した1、2等車と展望車、寝台車、食堂車を連結した日本初の「特別急行」に昭和に入ってから付けられたのが最初で、日本初の特急列車としての長い歴史を持っている。1934年に3等車が連結され、1942年の関門トンネル完成により運転区間を長崎まで延長。その後の第2次世界大戦の影響により、1944年に最後まで特急として残っていた富士も廃止された。
1961年10月改正で東京〜神戸、宇野間の電車特急として再び登場し、1964年10月の東海道新幹線開業に伴うダイヤ改正で、現在の形の基本となる東京〜大分間の寝台特急として登場。1965年に西鹿児島まで運転区間を延長し、日本最長距離を走る列車となった。その後、運転区間を南宮崎までに短縮し、1999年12月のダイヤ改正により、大分打ち切りとなった。編成は「さくら・はやぶさ」と共通の14系24系混成編成を使用していた。
列車番号は、エースナンバーとも言える「1列車」を使っている。また、機関車へ掲出されるヘッドマークは、EF66牽引になった時から、戦前タイプの富士山を形取った物に変わっている。
2005年3月改正で「さくら」廃止に伴い、「はやぶさ」と東京〜門司間で併結運転を行うこととなり、編成も14系となった。ヘッドマークも単独のものから、「はやぶさ」と一体となったものに変わっているが、九州内では富士山をかたどったものを使用している。
愛称は、その名の通り日本の象徴的な山の「富士山」からとっている。
更新:2005年3月