赤い隕石号をいぢるその7 パフォーマンスメンバー編 |
赤い隕石号も当初の予定通りに進化をし続け、2007年夏には待望のスポーツコンフォート車高長も入りました。と、ここまで来ると車体にかかる入力もそれなりに大きくなり、部分的に補強も必要になってきます。
すでにクスコのストラットタワーバーは入れてあるのですが、コレはどちらかといえばボンネット内のドレスアップ的な性格のほうが強く、決して効果が無いわけではないのですが、そこまで大幅な効果を認められませんでした。
てことで、サスペンション回りの補強にはコレが一番ということで、81スイスポでは定番中の定番とも言える、パフォーマンスメンバーを装着することとしました。
スズキスポーツ パフォーマンスメンバー
物自体は6月ごろに入手してあったのですが、前述の通りサスペンションの交換を予定していたのと、純正の脚でサスペンション周りを固めていくとひっくり返りやすくなるという話もあり(力の逃げ場が無くなって、転倒しやすくなるそうな)、取り付けを先延ばししていたのです。
81スイスポでは、同様の製品がクスコから「ロワアームバー(ver.1/ver.2)」として出ていますが、どちらも基本的な効果は同じです。車体下面でボディを補強して車体剛性を高くするのと、サスペンションを良く働かせるもの。
ただ聞いた話によると、クスコ製は取り付けが難しいという話もあり、DIYにはある程度覚悟が必要かも?
で、このスズキスポーツ製パフォーマンスメンバーはアルミ製で、かなり軽く作られています。画像の通り「コの字」型に組んで、角を斜めに補強。前方はエキゾーストを逃がすために多少曲げてあります。
これがクスコ製よりも優れているのは
後ろ側の取り付け位置が穴ではなく切り欠きになっていること。詳しい取り付け位置は下に書きますが、これだけでも作業がかなり楽になります。
てことで、早速取り付け。フロアジャッキとウマを持って駐車場に行き、きゅっきゅっきゅっと赤い隕石号を持ち上げる。
持ち上がった赤い隕石号の図。この下に潜り込んで作業を行います。てことなので、絶対にウマ(スタンド)は必要です。ジャッキだけで作業してたら、確実に死ねます。
このままアスファルトの上に横たわると痛いし汚れるので、パフォーマンスメンバーが入っていたダンボールとプチプチを引いて潜り込む。さ、狭い場所ですからケガをしないように気をつけて作業しましょう。
で、詳細な取り付け場所ですが。
ご覧の赤い矢印の通り。実際にパーツをあてがってみるとわかりますが、反対側も同じです。前側はスタビライザー取り付け具の後ろ側ボルト。このボルトは一緒に入ってるボルトと交換します。後ろ側は、サスペンションアームの取り付けボルト。これはある程度緩めて、その隙間に上記の切り欠きを差し込みます。
交換するボルト。パフォーマンスメンバーが入る分、ボルトが長くなってるわけですな。
こんな感じで取り付け。あたり前っちゃぁ当たり前のことなんですが、すべてのボルトが自分の指で回らなくなるくらいまで入れ切ってから、ラッチ等で本締めをしましょう。さもないと、一箇所だけ締めてしまって他の場所のボルトが入らないとか、入っても片締めになってきちんと固定されてないとかの事態になりますから。
ボルトの締め付けトルクも、ボルト系にあった適度なトルクで締めておきましょう。まぁ、まさかねじ切れるほど締める人は居ないと思いますが、緩過ぎは危険ですから。
てことで、こんな感じに。
早速試運転をしたんですが、乗り心地がマイルドになったのと、コーナーで安定した走りになった。フロントを固めてサスペンションが良く動くようになったてことかしらね。
本来ならば、何度か運転した後に再度ジャッキアップして増し締めを行うのが本流なんでしょうが、この1週間ほど後にディーラーで1年点検をやってもらったので、そのときにサスペンションとパフォーマンスメンバー回りをチェックしてもらいました。
まぁ、脚と補強に見合った車の使い方してるかどーかは、ビミョーなんですけどね。