大嫌い


人間誰にでも、

好き嫌いはあるものです。

嫌いなものなんかないよーって言う人は居ますが、

実際そうなんでしょうか?

何かひとつ、

確実に「大っ嫌い」なものがあるはずです。

ちなみに後藤は、食べ物では大嫌いなものってのはありませんよ。

苦手なものってのはありますけどね。

食えって言われれば食うけど、積極的に食おうとは思わない。

一応言うけど、いわゆる「ゲテモノ」は除きます。

アレは、問題外。

いわゆる「1980年代に生まれて一般的と思われる生活を営んだ日本人」の感覚で、

食に関する物事を捉えていただければと思います。

で、食べ物意外で、大嫌いなもの。

たとえば、人によっては虫が嫌いとか、カエルが嫌いとか、

スプラッタが嫌いとか、そういうもの。

あなたにだって何かひとつ、見たくもないものがあるはずです。

まんじゅう嫌いとか。

で、

後藤の大っ嫌いなものですが。

ご存知の方も多いでしょう。

注射の類が大っ嫌いです。

とにかく嫌いです。

採血も嫌いです。

一生涯出会うことがなければいいと思うほどです。

ちなみに言っておきますが、

後藤は大きなケガとか大きな病気をしたことがなく(2005年7月現在)

入院と言うことを経験したことがないので、

点滴も受けたことがありません。

でも、点滴もイヤ。

だって、針を腕にブッ刺したままじーっとしてなきゃいけないんだよ?

献血はもっとイヤです。

太い針を刺されて血を抜かれるんですから。

想像しただけで、

力が抜けていきます。

ですから、

後藤は今のところ献血の経験がありません。

よっっっっっっっっっっぽどの緊急時意外は

後藤を献血に誘わないでください。

ちなみに、

後藤は自分のはっきりとした血液型を知りません。

遺伝的に、たぶんO型としか。

なんか大きな事故とか病気とかしたら、

「知らん」「よくわからん」「たぶんO型だけど自信がない」

とでも言っておきます。

この文章を見た人も良く覚えておいて下さい。

後藤が何らかの病気・事件・事故・災害に巻き込まれて、

輸血とかそんなんしなきゃいけなくなった時、

役に立たねえヤツだけど仕方なく助けてやるかと思った方は、

レスキューにそういうといてください。

「この人の血液型は知ってますか?」

「知らん」て。

で。

ガキんちょの頃から注射は大嫌いだったらしく、

オヤジの話では注射に連れてったら大泣きして騒いだとか。

そう言われりゃ、そんな記憶が有る様な無い様なあるようなないような。

小学生の頃には、

さすがにおとなしく注射受けるようになりましたが、

それでも嫌なものはイヤです。

覚せい剤だの麻薬だのを注射器で打つヤツの気が知れません。

知れてたまるかって気もしますが。

後藤も何度か病気かかって、

病院行って注射受けたこともありますが、

その中でのネタ的エピソードを。

その1。

高校2年生の時。

朝からなーんか体調が悪くて、体温測ったらちょっと熱が出てる。

母親にその旨伝えて学校に行ったのですが、

1時間目の授業中にどんどん辛くなっていく。

授業の内容が頭に入らなくなり、

休み時間に保健室へ。

体温、上昇。

保険の先生に見せたら、「カエレ!」って言われた。

ってことで、担任のところ行ったら、

「後藤も風邪を引くことがあるのか」

って言われた。(´・ω・`)

母親のパート先に寄って、随分早い帰宅。

保険証と診察カード持って近くの開業医へ。

診察のあと、

「じゃあ、注射しましょう。お尻か肩に注射するんで、ちょっと痛いですけど」

と。

え? ケツ? マジで? ケツだといいネタが出来た、では無くて。

言っておくが浣腸ではない。

後藤はまだ処女です。(殴)

処置室で待つことしばし。

看護士のお姉さんの「じゃ、ズボン下ろしてそこにうつぶせに寝てください」とのセリフに観念し、

ズボン脱いでおとなしく横に。

トランクスをずらされて半ケツになり、

ちょっとしてから左ケツのふくらみに「ざくっ」という痛み。

「…………(大汗)」

高校2年生の後藤。ケツに注射を受けるといういい経験を受けたのです。

でもね、確かに効いた。

効いたというか、ケツに注射という事態にショックを受けて、

家に帰ったらケロッとしてたもん。

1時間目のキツさがウソなくらい。

でももういいです。

その2。

2003年12月。

博多で仕事をしている頃、公私にわたって多忙が続き、

体調を崩して扁桃腺が腫れ始めた。

そのうち治るだろーと思って、3日ほどつばを飲み込んだときの痛みにも耐えながら、

クッソ寒い中、屋外のような場所で23時ごろまでの残業とかをこなし、

いよいよ扁桃腺の腫れがひどくなり、

同僚の「オマエやばいぞ」とか上司の「休んでもいいぞ」との言葉を受け、

明日病院行くんで休ませてくださいといったその日の夜。

ダウン。

寮でひとり意識朦朧とする中寝込む。

翌朝、一番で近くの開業医へ。

診察で「あーあ」と言われる。

「抗生物質の注射するんで、まず生理食塩水の注射とそのあと薬が使えるかどうかの注射します」

ふんふん。(−−;)

「そのあとに抗生物質の注射しますんで」

ってことは、今日だけで都合3回注射するのね。(大汗)

で、2回の試験注射を経て、抗生物質の注射。

出てきたのが、浣腸でもすんのかよと思うほどの、漫画のようなデカイ注射器。

なんでも、強力な抗生物質をブドウ糖に溶かして2〜3分かけて注射するそうな。

で、後藤が看護士のおばちゃんに「注射が嫌い注射が嫌い」と言いまくったもんだから、

「赤ちゃん用の針付けました」って。

ありがと、小児科もやってるところでよかった、のか?

んでどうしたかって? 覚悟決めて受けたよ、3分近くかかって。

それも3日連続で。

注射してる最中に大地震とか起こったらどうしようかと思ったよ。

ちなみに、2日目は血液検査してもらうのに採血もしてもらいましたとさ。

病気かかって注射受けに来てるのに血液検査の結果が

「血液はきれい、健康!」

って言われるのは微妙な気分だった。

でも、これも効いたなー。

1日目の夕方にはものすごく楽になったし、3日でほぼ治ったし。

まぁしかし、

生涯の中で出来る限り注射は受けないように努力したいと思う。

採血は健康診断で回避できないから諦める。

採血の方が嫌いなんですけどね……。