会社によって言い方は違うかもしれませんが、
労働災害や事故、障害に繋がる危険性のあるような、
自分が「ヒヤリ、ハッとした」事柄。
それを「ヒヤリハット」といいます。
ネーミングまんまですな。
これは、自分が体験したことを紙などに書いて提出し、
それをまとめて職場などで回覧して、
そのヒヤリハットの共有化などとともに、
対処方法や気をつける点なども考えていこうというものです。
このあたりも、職場によって違うと思いますが。
他の人が仕事中に、どんなヒヤリハットを体験したか。
そういうものを見ていって、自分の安全意識を高めよう。
というものです。
これは工業系職場などに限ったわけでなく、
後藤の仕事でもある運輸系の職場や
病院や一般の職場などでも使える手法です。
KYTやSTKなどと違い、
比較的応用の利かせやすいものなので、
いろいろなところで利用されます。
具体的にどんなヒヤリハットがあるか例を挙げると、
「ゴムなしでやっていて、あやうく中出ししそうになり、ヒヤリとした」
とか
「カラオケで『ハッとし〜て〜ぐっとき〜て〜♪』と歌った」
とか
「かわいい女の子の太ももが見えてドキッとした」
などという、
アホなネタではなくてですね。
えーと。
「高圧電流が流れているところを手で触れそうになり、ヒヤリとした」
とか
「地面の段差につまずいて、転びそうになった」
とか
「機器のフタを閉めるときに手を挟みそうになった」
というような、身近なところにある危険を見つけていこう、
というものが「ヒヤリハット」です。
一歩間違えば、重大な災害や障害に繋がることもあり、
常日頃のちょっとした「ヒヤリ」が大切なのです。
一般的にいえば、
車を運転しているときなんかによく起きます。
「交差点を通過しようとしたら、自転車が飛び出してきた」
「直進車が途切れたので右折したら、横断歩道に歩行者が走ってきた」
「車の陰から突然歩行者が出てきた」
などなど。
これらのヒヤリハットを通した上で、
危険予知というものも出来てくるのだと思います。
「道を歩いていたら、包丁を持った人が走ってきた」
「銃撃戦に巻き込まれて、流れ弾に当たりそうになった」
「高層ビルから飛び降りたら、下を歩いていた人に当たりそうになった」
このようなヒヤリハットがあったら、しっかりと心に留めておきましょう。
なお、
最初の3つのアホネタは、
仕事中に思いついたことは秘密だ。