右ねじの法則


電気と磁界のお決まりごとのひとつに、

この「右ねじの法則」というものがあります。

これは電気と磁界の関係を理解する時に

基本中の基本になるので

ぜひとも頭に入れておいてください。

さて、

一般的に「ねじ(ビス)」は

右(時計回り)に回すと入る(進む)ようになっています。

ペットボトルのフタなんかもそうですね。

右に回すと、フタが締まるようになっています。

「ねじってどっちに回したら締まるんだっけ?」とわからなくなったら、

ペットボトルを思い出しましょう。

それでもわからなかったら、

知りません。

同じように、

電線の中に電気を流すと、

プラスからマイナスへ流した方向に準じて、

まるで「右ねじ」のように右回りに磁界が発生します。

図で説明すると。



右ねじは、オレンジ色の線のように進んでいくのと同じように

プラスからマイナスへ電気を流すと

その周りに右回りに磁界が発生します。

これが「右ねじの法則」です。

簡単な覚え方として、

右手を使う方法があります。

こんな風に、



サムアップした右手を横に倒すと、表す事が出来ます。

親指の向きが、電流の流れる方向(親指の先がマイナス)

そのほかの折りたたんでいる指の向きが磁界の方向です。

ちょうど、右ねじと同じようになっていますね。

これは電流と磁界のお話の基本なので、

ぜひとも覚えて置いてください。