赤い隕石号をいぢるその5 カーナビ編

 今の赤い隕石号を購入した頃から「カーナビなんかなくても、なんとかなるよなぁ」と思って付ける気はなく、そのまま2年半を過ごしていた訳ですが、その間地図を見ればどこでも行けたし(もともと地図見るの好きだったし)、特に不自由を感じたこともありませんでした。まぁ、オヤジの車にもナビなんか乗ってなかった事もあって、「なくてもなんとかなる」て感覚だったんでしょうけど。
 さて、ある日自動車雑誌をめくっていると、「マヨワン」なるポータブルカーナビが発売されるてなことが乗っていて、「あ、コレいいなぁ」と思ったわけです。今の地図見ればどこでもいける状態でも、補助的な役割でナビがあったらいいなぁと思っていたので。
 一口にカーナビって言っても、高いやつはムチャクチャ高いし、安いやつでもだいたい10万円程度はするから、「それくらい金出すなら、付けなくていいか」と思っていたところに、実売価格が5万円強程度のポータブルナビはいいなぁと思い、購入を検討。
 てことで。

 ブロードゾーン BZN-200マヨワンポータブルを2006年7月に購入。
 それより前から販売はしていたみたいだけど、さすがに低価格のナビってことで人気があったようで、店舗とかでは見た事がなかった。通信販売の楽天市場でもほとんどが品切れ状態だったんだけど、いくつか在庫を持っている店舗もあって、その中で価格が安い店舗を選んで購入。
 BZN-100とBZN-200の2種類があって、今回購入したのは200の方。どっちも機能的にはほぼ同じで100の方が若干安いんだけど、200は内蔵バッテリー搭載で、充電をしとけば持ち運びが出来るようになっているのでそっちに。探索とかで歩いたりする時に、自分のだいたいの位置がわかればいいなと思って。
 さて、使ってみてのインプレッション。
 取り付けはシガーソケットに電源を繋いで、両面テープで取り付けステーを貼り付けて、本体をセットするだけのお手軽簡単。サイズもかなり小さいので、運転席のインパネのすぐ近く、目線移動の少ないところにおける。そこに置いても本体が小さいので視界を邪魔することもない。
 操作は基本的にタッチパネル。ペンも付属してるけど、いちいちそんなもん使わなくても指で操作できる。
 GPSの反応速度・精度はものすごくいい。GPSのみで速度センサーなんかは付いてないので、トンネルに入るともちろん止まってしまうんだけど、ちゃんとGPSを捉えておけば少し動いただけでもきちんと反応する。道から外れるってこともないし、ソフトウェアで地図上の道と照らし合わせて補正をしてるんだろうけど、精度はかなりいいみたい。ただし、内蔵バッテリーを使うときは電源を入れてからGPSを捉えるまでの時間がけっこうかかるみたい。
 読み込み速度は、価格的に安いってのと、SDカードを使うっていう構造的なものからくるんだろうけど、遅い部類に入ると思う。ルートを探索する時、ルートを外れた時のリルート時は、距離が長ければ長いほどかなり時間がかかる。
 ルート探索の賢さは、はっきり言ってアホ。最近のナビがアタマがよすぎるのかもしれないけど。ルート探索は基本的に「国道なら国道に指定されたルートを忠実に守る」みたいで、例えば国道を走っていてその先のバイパスを通った方が明らかに早いのに、今走っている国道のルートを忠実に守ろうとする。要するに、街中で国道が「クランク状」とか「コの字型」に曲がっていて、その間を違う道路がショートカットしていても、基本的に国道を指名してしまう。アホなのか、忠誠心が高いのか、わけわからん。で、学習機能も無い。
 ジャンル探索も、ソフトの使い勝手はあんまり良くなさそう。登録情報も少ない気がするので、これらはあくまでも「参考程度」にしたほうがいいかも。
 ソフトウェアや地図データはSDカードに記録されているので、更新はSDカードを取り外して、ネットからパソコンにダウンロードしたデータをそのまま移せばいいだけ。パソコンが使えれば簡単に出来るお手軽仕様。
 とまぁ、色々つらつ書きましたが、あくまでも「補助的なナビ」として使うには機能十分なのでは? どこに行くにもナビが無いと行けないって人にはオススメできないけど、地図を読める、初めて行く場所でも標識や周りの状況でだいたい行けてしまうって人が「ナビがあったら便利なんだけどなぁ」て思った時に使うにはちょうどいい。
 同じようなコンセプトのポータブルナビが、ちょっとずつ他メーカーからも出てくるようなので、いいと思った方はぜひ。


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