半ドン


久しぶりの執筆となった、

後藤の小噺ですが、

アレな話ばっかりというのもアレなので、

たまにゃ、ちったぁ真面目っぽいことでも書いてみましょうか?

てことで、

タイトルの通り

「半ドン」

なワケです。

最近はあんまり聞かなくなった言葉なので、

何を意味するかわからない方も居ると思いますが、

用は「半休」のことです。

1日の半分だけが休みってことね。

決してサンリオの某キャラクターではありません。

今でこそ土曜日と日曜日の週休二日制が当たり前ですが、

後藤が幼少の頃(1980年代〜90年代前半ごろ)は

まだ土曜日が午前中のみ仕事や学校の半休、

要するに半ドンでした。

Wikipediaの「休日」の項目で調べてみたところ、

1982年2月に銀行などの金融機関が土曜日の業務をやめて、

1992年5月から国家公務員が完全週休二日制を導入したようです。

一般の企業も週休二日制を取り入れたのはその前後なのでしょう。

学校でも、1992年9月から毎月第2土曜日が

1995年4月からは毎月第2土曜日と第4土曜日が

2002年4月から完全週休二日制(学校週五日制)が実施されました。

これは後藤の記憶にもよく残っていて、

1992年は小学校4年生で当時少年野球をやっていて、

毎週日曜日は練習や試合があったので、

第2土曜日が休みになるのはけっこううれしかった覚えがあります。

後藤は2001年4月に就職しているので、

学校での完全週休二日制は経験していません。

土曜日の朝に早く起きると、自分はダラダラ出来るのに、

外の道路では中学生とかが登校しているなんてのが見れました。

てなわけで、

一部の私立学校や企業等で残って入るようですが、

今はほぼなくなってしまった「半ドン」、

個人的にはけっこう好きでした。

学校の授業は3時間(高校の時は2時間だった)

昼には家に帰れるので、

その後家族で何処かへ遊びに行ったり、

午前中に友達と約束をして遊んだりするのが楽しかったのです。

普段は放課後に遊ぶって言っても、夕方までの僅かな時間ですが、

土曜日は午後が丸々遊べるので、

自転車でちょっと遠くまで出かけたり、

家の遠い友達(自分の家と学校を挟んで逆方向とか)に遊びに行ったりしたこともあります。

機械体操部に入ってた頃は、土曜日の午後にも練習があったりしましたが、

普段は給食なので持っていかない弁当を持って行き、

体育館でみんなで食べたりとか、

そういう楽しさもありました。

で、学校の雰囲気もなんとなくのんびりしていて、

平日とは違った独特の「良い」空気があった気がします。

学校が終わって昼前に家に帰ってくると、

親父はまだ起きたばっかりだったりとか、

母親が昼飯を作ってる最中だとか、

土曜日のこれまた「独特の空気」を持ったテレビ番組をやってたりとか、

「半ドンだった土曜日」を思い出しても楽しいような思い出ばっかりです。

ま、あんまり楽しくない思い出を持った人もいるんでしょうけどね。

そういえば、

一般企業がまだ週休二日制を取り入れてない頃なんかは、

学校が終わって家に帰ってしばらくしてると、

親父が帰って来るってこともあったような気もします。

日の明るいうちに親父が帰ってくるのがうれしかった、なんて思い出もありますねー。

どうでもいい話ですが、

親父が勤めていた会社は「年休」を「半ドン」で使うことも出来たようで、

なんでもない平日の日の午後に帰ってくるなんてことも稀にあった気がします。

個人的にゃ、後藤が勤めてる会社にも「年休の半ドン」を導入して欲しいんですけどね。

まー、今の仕事が、

日勤なんて勤務が少ないからあんまり関係ないっちゃ関係ないんですが。

平日土曜日日曜日祝日盆正月GW全て関係ないんですが。

さて。

今の子供たちが「土曜日の半ドン」を経験できないのは、

いいことなのか悪いことなのかはよくわかりませんが、

いい思い出が多かったせいか「もったいないなぁ」なんて思ったりもします。

最近は「学力低下」の原因に上げられることも多いようですが、

後藤としてはあんまり関係ないんじゃないかと思います。

なんとなく「教育の方針」が一貫してないというか、よくわからんというか、

結果論だと思いますが、「ゆとり教育」ってなんだったんだろうなぁと思います。

被害を受けるのは子供なんで、

大人は子供の不利益にならないようにしていかなきゃいけないよなぁと、

思う次第であります。

ま、イロイロ複合的な要員なんでしょうけどね。

話がズレてきてるので。

ま、

要するに「半ドン」は良かったなーという、

後藤の思い出話でした。