F−104J 202SQ


 てなわけで、マルヨンを作るわけですが、やっぱりマルヨンといったら新田原基地の202SQ(航空自衛隊第5航空団第202飛行隊)しかないでしょう。F−15Jに機種更新後もマザースコードローン(1人前になったパイロットがF−15の訓練を受けるとこ)としての役割を持ち、2000年には第23飛行隊に改編されました。戦闘部隊から教育部隊に改編されたわけですけど、やっぱここはそれなりにすごい部隊だと思う。
 てことで、202SQのマルヨンを作る事にしました。部隊のマークは、VictoryのVをマーク化した鮮やかなやつ。F−15Jでは埴輪のマークに変わってしまいましたが、解隊記念塗装機ではそのマークが入れられました。そっちのキットも持ってるので、そのうち作りたいと思います。


 突然ですが、とっとっとっとと組み立てていきます。ハセガワのキットなので、それなりに合いもいいし、特に気をつける点というのもナシ。あえて言うなれば、コクピットの座席をきちんとまっすぐ組む、ジェットノズル内部もきちんとまっすぐ固定する、という点あたりかな? なお、説明書も販売年月によって若干違うようで、コクピットシートのマクラ部分をつや消し黒に指定している説明書がありますが、実際はつや消し赤です。後藤はキットをふたつ持ってたのですが、片方が黒になってました。

 一通りに組んで、サーフェイサーを拭きます。そんで、まずは主翼上面をホワイト(MC1)で塗装。続いて垂直尾翼部分を塗装。ここはエアクラフトグレー(73)指定で間違いないと思う。レドームもついでにエアブラシで拭いておきます。

 主翼裏側もエアクラフトグレーに塗装。

 塗装が乾いたら、マスキングをします。マスキングテープと、大きな範囲は適当に余ってる紙で。本屋で本買った時に入れてくれる紙の袋はなかなかいいです。机に敷いてるのもそれ。「とらのあな」のやつだけど。ちなみに、背中のサーフェイサーが剥げてるのは、ちょっと手直ししたから。

 で、シルバーをガーッと拭きます。なんか、昔テレビでよく見た金箔を体中に貼りつけてるのみたいだなぁ…。なお、今回はシルバー(MC8)にエアクラフトグレー(MC73)を少量混ぜて拭いています。単純なシルバー一色だと、ちょっと癖がないので。ちなみに、シルバーは下地の影響をけっこう受けるので下地処理が大切です。

 続いて、後端部の塗装を行います。ここも、指定では焼鉄色(MC61)単色の指定になってますが、そのままだと焼鉄色の色がかなり濃くなるので、半分シルバー(MC8)を混ぜています。
 なお、レドームもかなり指定が変ですが、後藤はダークグリーンBS381C/641(MC330)を三角状に塗りました。

 墨入れ。墨入れは塗料の種類をかえる必要性があるため、タミヤカラーエナメル塗料のダークグレー(XF−24)を使っています。これを筋に添ってダーッと入れていきます。このマルヨンのキット。72のキットとしては値段の割に出来がよく、モールドも凹なので墨入れが可能なのです。
 墨入れが終わって乾いたら、エナメルシンナーでうまく拭いていきます。こうすると、凹モールドの所にエナメル塗料が残って、筋の部分を引き立たせるわけです。
 ここまで来たらほとんど完成したようなもの。あとは細かいところを塗って行って、手直し等をしてデカールを貼っていきます。


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